岩手県滝沢村・ボードゲーム関連の話題
by kubota_ya
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うんすんかるた「8人メリ」ルール
1.ゲームの概要

うんすんかるた」とは本来カードの名称で、5スート、15ランクの
75枚で構成されています。(トランプは4スート、13ランクです)

「八人メリ」というゲームは8人限定のゲームで、
8人が4人ずつ2チームに分かれてのチーム戦になります。、
各人にかるた(札・カード)を9枚ずつ配って行なう、
いわゆる「トリックテイキングゲーム」で、
チームでトリックをたくさん取った方が勝ちになります。



2.座り方

8人を適当な方法で4人ずつのチーム分けて、同じチームの4人が一人おき、
両隣りは敵チームとなるように、8人が敵味方交互に車座に座ります。

3.ゲームの目的

ゲームの目的はチームでトリックをたくさん取ることです。トリックの
ことを「うんすんかるた」では「コ」といいます。「コントラクト・ブリッジ」
では13トリックを争いますが、八人めりでは「9コ」を争います。

4.かるた(札)のまき方(配り方)

「うんすんかるたで」は、札を配ることを「まく」といいます。
まず、親(ディーラー)を決め、親は札を切り混ぜおよそ半分ずつ2山に分けます。
一山の方を、親の左隣から伏せて3枚ずつ8人に時計回りに一周まきます。
まき残しはよけておいて、もう一山の方も同様に
左隣から伏せて3枚ずつ8人に時計回りに一周まきます。
まき残しは先ほどのまき残しと合わせて再び切り混ぜて、
再び左隣から伏せて3枚ずつ8人に時計回りに一周まきます。
すると各人に9枚の手札、残り札が3枚となります。
残った3枚の札のうち、一番上を表にします。
この札を「オキエ」と呼び、「オキエ」のスートが切り札のスートになります。
「うんすんかるた」では切り札(のスート)を「エ」と呼び、
切り札以外の平札(のスート)を「ハエ」と呼びます。

5.かるた(札)のスート、ランク(強さ)について

「うんすんかるた」は全部で75枚あり、5つのスートに分かれ、
それぞれ15枚ずつあります。
5つのスートは、パオ(棍棒[クラブの原型(以下略)])、イス(剣[スペード])、
コツ(盃[ハート])、オリ(貨幣[ダイヤ])、グル(巴紋[うんすんかるた独特のスート])
です。
このうち、「パオ」と「イス」を長物(ながもの)
「コツ」、「オリ」、「グル」を丸物(まるもの)といいます。
長物、丸物という区別はトランプでいう赤と黒のスートの区別にあたりますが、
「うんすんかるた」ではこの区別が数札(「グジャ」といいます)のランクに関係しますので重要です。

「エ」(切り札)になったスートのランク

1番目は「スン」(唐人)
2番目は「ウン」(パオ(大黒)・イス(福禄寿)・コツ(布袋)・オリ(恵比須)・グル(達磨))
3番目は「ソウタ」(女王)
4番目は「テンカ」(「パオ」の「ロバイ」(竜))
5番目は「ロバイ」(竜)(「パオ」が「エ」の時には「テンカ」=「ロバイ」となる)
6番目は「レイ」(王様)
7番目は「カバ」(騎士)
8番目は「グザガシラ」(数札の最強)「長物」なら「9」、「丸物」なら「1」
以下 長物は数の多い順に強く、丸物は数の少ない順に強くなります。

注:「パオ」の「ロバイ」は「テンカ」という別名がついて、
常に四番目に強い切り札になり、「エ」のスートの札として扱います。
「パオ」が「エ」の時には「テンカ」=「ロバイ」となります。

それぞれのスートが「エ」(切り札)になったときのランクをまとめるとこのようになります。

パオ:スン,ウン,ソウタ,ロバイ,レイ,カバ,9,8,7,6,5,4,3,2,1
イス:スン,ウン,ソウタ,テンカ,ロバイ,レイ,カバ,9,8,7,6,5,4,3,2,1
丸物:スン,ウン,ソウタ,テンカ,ロバイ,レイ,カバ,1,2,3,4,5,6,7,8,9

「ハエ」(平札)のスートのランク
1番目は「スン」(唐人)
2番目は「ウン」(「パオ」大黒・「イス」福禄寿・「コツ」布袋・「オリ」恵比須・「グル」達磨)
3番目は「レイ」(王様)
4番目は「カバ」(騎士)
5番目は「ソウタ」(女王)
6番目は「ロバイ」(竜)但し「丸物」にだけ。
7番目は「グザガシラ」(数札の最強)「長物」なら「9」、「丸物」なら「1」
以下 長物は数の多い順に強く、丸物は数の少ない順に強くなります。

注:「イス」が「ハエ」の時「イス」の「ロバイ」は「一本半」と呼ばれ、
「イス」の「2」と「1」の間の強さになってしまいます。

それぞれスートが「ハエ」の時のランクをまとめるとこのようになります。

パオ:スン,ウン,レイ,カバ,ソウタ,9,8,7,6,5,4,3,2,1
イス:スン,ウン,レイ,カバ,ソウタ,9,8,7,6,5,4,3,2,ロバイ,1
丸物:スン,ウン,レイ,カバ,ソウタ,ロバイ,1,2,3,4,5,6,7,8,9

6.打ち出し(オープニングリード)の方法

場に「オキエ」が明らかになったら、各自、自分に配られた札を見ます。
手札の中に、「エ」の「ロバイ」(切り札の竜)を持っているプレーヤーは、
「ロバった」と宣言して、「オキエ」を取り手札に加えます、
これを「ロバう」といい、一時的に手札は10枚になります。
「ロバう」かどうかは、「エ」の「ロバイ」を持っている人の自由ですが
切り札が1枚増えるのだから、ほとんどの場合「ロバった」と言って、
「オキエ」を貰います。
しかしわざと宣言しない場合もあり、その場合は「隠しロバイ」と呼ばれ
後述する「ロバイ」にからむ「ヤク」代が全て「5コの引き」になります。(おもに負けている
チームが逆転を狙って行なうプレーです。)
「ロバう」プレイヤーが現れない場合(「隠しロバイ」のケース、又は場に残った
2枚の札の中にに「エ」の「ロバイ」が含まれている場合(「寝た」という)
や「オキエ」が「ロバイ」の場合(「キッカブリ」という)は「オキエ」は親が取ります。
打ち出し(オープニングリード)は「オキエ」を取った「ロバった人」(又は親)が
することになります。
「オキエ」を取ったあとには場に2枚の伏せ札が残ります。
「オキエ」を取ったプレーヤーは、まず打ち出したい札を1枚場に伏せます。
その上に取得した「オキエ」の代わりに捨てる札を1枚伏せて載せます。
さらに場に残った2枚の伏せ札を載せます。
そして、この4枚を1度に引っ繰り返せば打ち出しになります。

7.プレーの方法

打ち出されたあとは、順に時計回りに手札から1枚ずつ札を出していきます。
「うんすんかるた」は、トリックテーキングゲームですが、
後述の「メリ」、「モンチ」の場になるまでは打ち出されたスートの
フォローの義務はありません。何でも好きな札を出して良いのです。
ただし「エ」(切り札)を出す(「サす」といいます)ときは、必ず札を伏せて出します。
だれかの「サシ」に対し、その敵がさらに「エ」を出すことを「フンだ」といい、
そのまたさらに「エ」を出すこと「オッた」といいます。

8枚の札が出されたらその「コ」は終了で勝負を決めます。
「エ」の札が出されていなければ、打ち出しされたスートで
最も強い札が勝ち、その「コ」を取ります。
このときの強さは前に述べた「ハエ」のランクに従います。
「エ」の札が1枚サされている場合には、伏せてある札が「エ」の札であることを確認し
「エ」の札を出した人が勝ちになり、「コ」を取ります。
2枚以上の「エ」の札が場に出されている場合には「勝負!」の
掛け声で表にし、最も強い「エ」が勝ちます。もちろんこのときは「エ」のランクで
強さを決めます。このとき「ヤク」(後述)の成立する可能性があり、
これがこのゲームのハイライトになります。
勝負がついたら出された札を集めて伏せ、勝ったチームの札の置き場所に置きます。
これを「1コ」といいます。最も強い札を出した人が次の打ち出しをして、
以下「9コ」(9トリック)これを繰り返します。
このようにして「9コ」プレーされると、「ひとまき」(1ディール)が終了します。

8.「メリ」

「エ」(切り札)を打ち出すことを「メリ」「メる」といい、切り札狩りになります。
「メリ」の場合は、「エ」のスートのフォローの義務が生じ、下記(注:)の場合を除き
「エ」をもっている場合には必ず出さなければなりません。
「メリ」の場合は、全てのプレーヤーは「エ」を表にして出します。
「エ」を持っていない場合にはもちろん負けになりますが、何を出してもかまいません。
「メられた」あとは「モンチ」の状態になります。
また1コ目の打ち出しの時は「メる」ことはできません。

注:最初から「エ」の「スン」が手札の唯一の切り札の場合は、
「メラれて」も出さなくていいという例外ルールがあります。
(この場合を「1枚ズン」といいます)

9.「モンチ」

「メリ」があると、そのあとのディールは最後まで「モンチ」の状態になります。
「モンチ」とは打ち出されたスートのフォロー義務が生じることですが、
打ち出されたスートの札を持っていても、「エ」(切り札)を「サス」(出す)ことは
自由にできます。(もちろん伏せて出す) 

10.「ヤク」(役)

「ヤク」というのは、「メリ」でないときに、
だれかが「サシ」てその敵が「フン」だとき、
あるいは更に「オッた」ときなど、次の組み合わせで
勝負がついたら、勝った方に負けたほうから
「2コ」又は「5コ」を与える
というルールです。差し引き「4コ分」又は「10コ分」
の価値があるので、「ヤク」が成立するかどうかは、絶大な影響力があります。

「ヤク」が成立する組み合わせとは、
勝者が「スン」を出し、敵の出した「ウン」に勝ったとき。
勝者が「ウン」を出し、敵の出した「ソウタ」に勝ったとき。
勝者が「ソウタ」を出し、敵の出した「ロバイ」に勝ったとき。
勝者が「ロバイ」を出し、敵の出した「レイ」に勝ったとき。
勝者が「2」を出し、敵の出した「1」に勝ったとき。(「エ」が長物の場合)
勝者が「8」を出し、敵の出した「9」に勝ったとき。(「エ」が丸物の場合)

の場合である。当然味方どうし出しても役にはなりません。
また、本来のルールでは、上位の「エ」が既にプレーされているときは
「ヤク」は成立しないというルールあります。例えば「スン」が既にプレーされ
だれも「スン」を持っていないことが周知なら、「ウン」で「ソウタ」を取っても
「ヤク」にはならないというルールが本来はあります。

「ヤク」は一つ成立するごとに「2コの引き」となります。
一方がもう一方へ「2コ」与えるということになります。
さらに「持ち合わせ」(ラストトリック)で「ヤク」が成立した場合は、
「2コ」ではなく「5コ」の引きとなります。
また、「隠しロバイ」でプレーが行なわれている場合に
「勝者が「ソウタ」を出し、敵の出した「ロバイ」に勝ったとき。」と
「勝者が「ロバイ」を出し、敵の出した「レイ」に勝ったとき。」の
「ヤク」が成立した場合には「5コ」の引きになります。
「隠しロバイ」の持ち合わせの場合も「5コの引き」で、「5コ」以上は増えません。

11.ゲームの勝敗

「9コ」の1ディールを「ひとまき」といいますが、「ひとまき」の点は、
獲得した「コ」の数の差になる。従って点数は、1,3,5,7,9の5種が基本で、
これに「ヤク」があればその点がつくことになります。
「ひとまき」が終わると親(ディーラー)が左隣に移り、つぎの「ひとまき」を開始します。
こうして「ひとまき」のゲームを8回繰り返し、親が一巡する「8まき」を「ひときり」といい、
1ゲームである、この合計点の多いチームが方が「ひときり」の勝ちチームとなります。
「8まき」の結果が同点になった場合には、延長戦として、
もう「1まき」を行い「ひときり」の勝負をつけます。
普通「ひと勝負」と呼ぶのは、とちらかのチームが「ふたきり」先取するまでの
ことを言います。「ひときり」ずつ取り合えば、「さんのきり」まで進むことになります。
さらに「本勝負」というのは、「ふた勝負」先取のことで、
先に2回「ひと勝負」に勝った方が「本勝負」に勝つことになります。

以上

このルールはFGAMEにおいて草場純氏が書かれたものを編集し
紹介させていただいております。なにぶん、私が「うんすんかるた」を持っておらず、
実際にプレイもしたことがないので(汗。ルールの理解間違い等あるかとも思いますが、
その時はご容赦いただき、ぜひご指摘の程よろしくお願いいたします。
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by kubota_ya | 2004-06-01 00:00 | ボードゲーム・レビュー
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