岩手県滝沢村・ボードゲーム関連の話題
by kubota_ya
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「めくりかるた」について
刈田堂にて祈願(Japon Brand Blog)

旧FGAMEの草場純さんの発言より編集してお送りしています。

南部地方の「めくり」とは結びつかないかもしれませんが
めくりかるた」の出来役をUPします。
旧FGAMEの過去ログよりの断片的な抜粋なので
「めくりかるた」の全体的な遊びかたのルールはよく把握できて
いませんが、現在の花札以前の黒札による遊び方としては
辻褄があっていると思います。

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1.スートとランク

「めくりカルタ」は4スート12ランクからなります。
スートは
パオ(ハウ)・あお→クラブ(バストーネ(こん棒))
イス・あか(あが)→スペード(イスパーダ(剣))
オウル・たいこ(たいご)→ダイヤ(オウロ、ダナリ(貨幣))以下「おうる」と表記
コツ(コップ)・しだれ(たま、ひだり)→ハート(カップ(杯))以下「こっぷ」と表記
の四種。

「あお」の1を「アザ」と表記。最も重要なカードです。
「あお」の2を「青二」と表記。これもかなり重要なカードです。
「あお」の3を「青三」以下「あお」の4,5,・・・,9を、青四,青五,・・・,青九と表記。
「あお」の10は「釈迦十」と表記、これも「アザ」と並んで極めて重要なカードです。
「あお」の11は「青馬」と表記。
「あお」の12は「青きり」と表記。きりは最後という意か、桐として花札に残っています。

この中でも重要なカードには、「あお」の1を「アザ」と呼ぶようにあだ名があります。
「あか」の2を「海老二」と呼びます。
「たいこ」の2を「太鼓の二」と呼びます。
「しだれ」の2を「唇(くちびる)の二」と呼びます。

以下どのスートも1を「○○のピン」、11を「○○(の)ウマ」、12を「○○(の)キリ」と表記し、
2~10は、それぞれ、「○○の二」、「○○の三」のように表記します。

2.出来役について

めくりかるたの役の中心は、「アザ」(あおの1)と「釈迦十」(あおの10)です。
大体このうち一つでも取れば圧倒的に有利になり、両方取れば絶対に何かの役になります。

そこで全体の役を
1.「アザ」も「釈迦十」もある役(13種)
2.「アザ」はあって「釈迦十」はない役(18種)
3.「アザ」はなくて「釈迦十」がある役(11種)
4.「アザ」も釈迦十もない役(11種)
の四つに分けて説明します。

1.「アザ」も「釈迦十」もある役
1-1 さらに「青馬」か「青きり」のある役
1)五光 30点 アザ・青二・釈迦十・青馬・青きり
#五光のルーツです。今の五光は、松、桜、薄(坊主)、柳(雨)、桐ですが、
#めくりかるたでは「あお」の1,2,10,11,12です。

2)四光 21点 アザ・釈迦十・青馬・青きり
#五光から青ニ(柳(雨)に相当)を抜いたのが四光。

3)五車 あずかり アザ・青二・青三・釈迦十・青馬・青きり・太鼓の二・コップピン
#あずかりとはゲームオーバーです。8枚役ですからまずできないでしょう。

4)こんてい 3点 アザ・釈迦十・青馬
#3枚役なのでよくできます。むしろ「なんだ『こんてい』しかできなかったか」と嘆かれる役です。
#もちろん四光などができれば、こんていは数えません。
#これは、五光ができれば四光は数えませんし、
#五車ができれば、五光以下は数えません。
#このように、完全に包含される場合は数えませんが、役は原則として重複はします。

5)天上 3点 アザ・釈迦十・青きり
#これも3枚役です。やっぱり3点なんですね。
#天上とこんていは重複しません。なぜならアザ・釈迦十・青馬・青きりと取れば、
#四光になってしまうからです。

1-2 「アザ」と「釈迦十」があって「青馬」も「青きり」もない場合

6)団十郎 5点 アザ・青二・釈迦十
#アザ・青二・釈迦十・青馬と取るとどうなるでしょう。
#団十郎とこんてい(4)が重複しての8点だけではなく
#さらに、アザ・青二・青馬という役「につけ馬」があって
#3つ重複して10点になるのです。

7)竹綱 4点 アザ・釈迦十・太鼓の二
#アザ・青二・釈迦十・太鼓の二とあれば、竹綱と団十郎が重複して
#9点となります。

8)三国伝来 あずかり アザ・青三・青五・青九・釈迦十
#5枚の役満ですので、あずかりになるにはある条件(後述)が必要です。

9)海老三(えびぞう)4点 アザ・釈迦十・海老二

10)西行   6点   アザ・釈迦十・こっぷ十

11)菊五郎  2点   アザ・青五・釈迦十

12)市松   2点   アザ・青三・釈迦十

13)両ざし  8点   アザ・釈迦十
#アザと釈迦十以外に、他の役と複合しないように
#青馬も青きりも青二も太鼓の二も海老二もこっぷ十も青五も青三も取らないと、
#8点という高い点になります。

2.「アザ」はあるが「釈迦十」はない役
2-1 「青馬」か「青きり」の少なくとも一方のある役

14)ねはん  不明   アザ・青二・青馬・青きり・太鼓の二
#点数はある条件であずかりになるようだが、とりあえず不明。

15)菊次郎  2点   アザ・青馬・青きり

16)につけ馬 2点   アザ・青二・青馬

17)千鳥   1点   アザ・青二・青馬
#につけ馬と千鳥は同じ役なのに違う名称と違う点数がついている。詳細不明。

18)つなぎ馬 3点   アザ・青馬

19)源平   1点   アザ・青きり・おうる馬

20)槍踊り  3点   アザ・青きり

2-2 「アザ」はあるが「釈迦十」「青馬」「青きり」がない役

21)下六光  あずかり アザ・青二・青三・青四・青五・青六
#昔は五光の上に六光があった。

22)下五光  21点   アザ・青二・青三・青四・青五

23)下四光  5点   アザ・青二・青三・青四

24)下三   3点   アザ・青二・青三
#これがが裏菅原(赤短)の先祖ですね。

25)中三   2点   アザ・青三・太鼓の二
#下三が裏菅原(赤短)の祖先なら、中三は表菅原(三光)の祖先という気がします。

26)紅三   2点   アザ・青三・海老二
#アザ・青三・こっぷの二という役がないのが不思議。

27)三国一  5点   アザ・青三・青五・青九

28)五節句   10点   アザ・青三・青五・青七・青九
#人日・上巳・端午・七夕・重陽というわけですね。

29)しし   1点   アザ・青二・太鼓の二

30)禿    1点   アザ・こっぷピン

31)弁天   7点   アザ
#一枚役です。アザを取って他の何の役にもならないときは、弁天になり、
#7点がもらえるというわけです。

3.「アザ」がなく「釈迦十」のある役
3-1 「青馬」か「青きり」の少なくとも一方のある役

32)上三   3点   釈迦十・青馬・青きり
#下三が1,2,3の三枚なのに対し、上三は10,11,12の三枚である。

33)頼政   1点   釈迦十・青馬・おうるの馬
#頼政がいかなる人物か、なぜ馬が二つで頼政なのか分からない。

34)二本光  1点   釈迦十・青馬
#37)と45)と同名の役。

35)和尚   3点   釈迦十・青きり

36)麹町   2点   釈迦十・青きり・おうる十・こっぷ十
#これはネガティブな役で、和尚や怱十郎を消してしまう。

37)二本光  1点   釈迦十・青きり
34)や45)と同名の役である。

3-2 「釈迦十」があって、「アザ」・「青馬」・「青きり」のない役

38)怱十郎  4点   釈迦十・おうる十・こっぷ十
#これに青きりを取ると36)麹町で2点になってしまうというのは、納得がいかない。

39)てんてん 1点   青二・釈迦十・太鼓の二

40)ひげ   1点   釈迦十・こっぷピン

41)宗論   1点   釈迦十・こっぷ十
#宗論とは、何やら皮肉な名称のような・・・・

42)護国寺  3点   釈迦十
#一枚役である。

4.「アザ」も「釈迦十」も絡まない役
4-1「青馬」がある役

43)お不動  2点   青馬・青きり・おうる馬・こっぷきり

44)佐々木  2点   青馬・青きり・おうる馬
#これにこっぷきりを取ると、お不動と名前が変わるが、点は変化がない。
#なぜそのような不合理な 決め方をしているのか不明。

45)二本光  1点   青馬・青きり
#三つ目の二本光である。すなわち、上三を構成する
#釈迦十・青馬・青きりのうちの二枚を取ると、いずれも二本光という
#二枚役になり1点を貰える。

46)神明   2点   青馬・おうるピン・こっぷピン

47)相馬   2点   青馬・おうる馬・こっぷ馬
#あくまでも推測だが、相馬は総馬から来ているのではあるまいか。

48)宇治川  1点   青馬・こっぷ馬
#宇治川を渡る二頭の馬なのかも。

49)野馬   不明   青馬
#1枚役である。

4-2 アザ・釈迦十・青馬のいずれもない役

50)泉岳寺  2点   青きり・おうるきり・こっぷきり
#十尽くしが怱十郎、馬尽くしが相馬、きり尽くしが泉岳寺である。

51)かごかき 1点   青きり・おうるきり

52)野切   3点   青きり
#1枚役である。1枚役の接頭語が野-なのか? 
#すると護国寺は野釈迦、弁天は野アザと呼ぶべき。

53)竜のひげ 2点   青二・おうるピン・こっぷピン
#53個の役のうち、唯一「アザ・釈迦十・青馬・青きり」と関係のない役である。

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3.全体的な遊びかた(注:私の推測による:草場さんに訊けば正しいルールが判ると思いますが‥)

3人プレイで札を場六の手七で配り、現在の花合わせ、こいこいのように札のランクを合わせて札を獲得することにより、出来役の合計得点を競うゲームだったのでしょうか。

参考文献「雨中徒然草」だそうです。
#の部分は元は草場純さんのコメントですが勝手に少し修正加工してあります。
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by kubota_ya | 2006-09-08 00:00 | ボードゲーム・レビュー
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